人間六度『スター・シェイカー』読んだ。
人類のほとんどがテレポートできるようになったものの、普通にやって他の人にぶつかると大変なのであえて制限しているという設定が面白かった。選評にもあるとおり展開の勢いがすごいのでページターナーであった。
最近大賞の出ていなかったハヤカワSFコンテストの久しぶりの大賞とのこと。直近の受賞作だと樋口恭介の『構造素子』は読んだ覚えがある。
こういう新人賞の作品はやりたいことが詰め込まれていて夢がある。しかしSFコンテストを受賞してその後コンスタントに作品を出している人は少ない気がした。柴田勝家や小川哲くらいだろうか?何事も継続が一番大事で、一番難しいんだろうなぁ。